2025年2月15日
外壁塗装を検討しているけど、「どんな工程があるのか」「どれくらいの期間がかかるのか」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
外壁塗装は、家の美観や耐久性を守る大切な工事ですが、工事の流れが分からないと、余計なストレスを感じることもあります。
そこでこの記事では、つくば市・土浦市で豊富な塗装実績を持つ『神山』が、外壁塗装の全工程を順番に解説し、施工期間の目安や注意点を紹介します。
安心して工事を任せられる業者の選び方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
このコラムのポイント |
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外壁塗装の全工程の流れ|11ステップを完全解説
外壁塗装は、大切な住まいを長持ちさせるために不可欠なメンテナンスです。
ここでは、外壁塗装の全11工程を1つ1つ丁寧に解説し、各ステップの作業内容や注意点も詳しく紹介します。
ステップ1:ご近所への挨拶
工事開始前の近隣住民への挨拶は、トラブルを防ぐために重要です。
工事中は騒音や塗料の臭い、車両の出入りなどで迷惑をかける可能性があるため、事前に説明しておくとトラブルを未然に防げます。
通常、施工業者が近隣挨拶を行いますが、施主自身も直接声をかけることで、より円滑な関係を築きやすくなります。
工事開始の1週間〜10日前を目安に、挨拶状を持参し、直接訪問するのが理想的です。
その際、工事の期間や作業時間、緊急時の連絡先を伝えておくと安心です。
ステップ2:足場の設置
次に、安全な作業のために足場を設置します。
足場は作業員の転落防止に加え、養生ネットと併用することで塗料の飛散を防ぐ役割もあります。
とくに高所の塗装では、塗料が風に流され、隣家や車に付着するトラブルが起こるため、適切な対策が欠かせません。
一般的には、「くさび緊結式足場」というハンマーで固定するタイプを使用します。
また、建物の大きさや形状にもよりますが、設置には1日~2日程度かかります。
ステップ3:高圧洗浄
足場設置後、高圧洗浄機で外壁の汚れ、コケ、古い塗膜を洗い流します。
この工程が、塗料の密着性を高め、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右します。
高圧洗浄時は水しぶきが飛ぶため、窓やドアは閉め切り、近隣への配慮も必要です。
ステップ4:下地処理
高圧洗浄後、ひび割れや欠損部分を補修します。
この下地処理は、塗装の仕上がりを左右する非常に重要な作業と言えます。
具体的には、ひび割れにシーリング材を充填、欠損部をモルタルで補修するなどです。
丁寧な下地処理が、塗膜の剥がれやひび割れの再発を防ぎ、美観を長持ちさせます。
ステップ5:養生
下地処理後、塗料が付着してはいけない部分をビニールシートやマスキングテープで覆います。
これが「養生」と呼ばれる工程です。
窓、ドア、植木など、塗らない部分を保護していきます。
養生を丁寧に行うことで、塗料の飛散を防ぎ、仕上がりを美しくし、後片付けも楽になります。
ステップ6:外壁塗装(下塗り)
養生後、下塗りを行います。
下塗りの主な役割は、上塗り塗料と外壁材との密着性を高めることです。
下塗り塗料には、シーラー、プライマー、フィラーなどがあり、外壁材や状態に合わせて選択します。
適切な下塗り塗料選びが、上塗り塗料の性能を引き出し、塗装の耐久性を向上させます。
ステップ7:外壁塗装(中塗り)
下塗り乾燥後、中塗りを行います。
中塗りの目的は、塗膜に厚みを持たせ、外壁の保護機能を高めることです。
一般的には、上塗りと同じ塗料を使用します。
中塗りをしっかり行うと、塗膜の耐久性が向上し、色ムラや透けを防ぎ、美しい仕上がりを実現します。
ステップ8:外壁塗装(上塗り)
中塗り乾燥後、最後の仕上げとして上塗りを行います。
上塗りは、外壁の美観を決定づける工程です。
また、上塗り塗料には、さまざまな色や機能(防汚性、遮熱性など)があります。
希望の色や機能を持つ塗料を選べば、理想の外観と快適な住環境を実現できます。
ステップ9:最終チェック・手直し
上塗り乾燥後、塗り残しやムラがないか、全体を細かく確認するのが最終チェックです。
不具合があれば手直しをします。
この最終チェックは、仕上がりの品質を確保する上で非常に大切です。
そのため、足場解体前に、業者と一緒に確認することを推奨します。
ステップ10:足場の解体・清掃
最終チェックが完了したら、業者が足場を解体し、周囲を清掃します。
作業後は、工事中に発生したゴミや汚れを取り除き、敷地内をできるだけ元の状態に戻す流れです。
仕上がりを確認し、不備があれば施主自身が指摘すると安心です。
また、足場撤去時の騒音などを考慮し、業者が近隣へ挨拶を行うことが多いですが、施主からも一言声をかけるとより良好な関係を築けます。
ステップ11:完了・引き渡し
最後に、工事完了の確認を施主と一緒に行い、問題なければ引き渡し完了です。
引き渡し時には、保証書や今後のメンテナンス方法などを説明します。
工事完了後も、定期的なメンテナンスによって、外壁の美しさと耐久性を長く保てます。
外壁塗装の必要性やメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
つくば市・土浦市で50年以上の塗装実績を持つ神山では、お客様のライフプランや生活スタイルに合わせた外壁塗装をご提案いたします。
無料の外壁診断から、お気軽にお問い合わせください。
外壁塗装の期間はどれくらい
外壁塗装の期間は、家の大きさや天候、使用する塗料などによって変動します。
工程自体はスムーズに進めば良いのですが、そうはいかないケースもあるためです。
ここでは、一般的な戸建て住宅の場合の塗装期間と、工期が伸びる原因について詳しく解説していきます。
一般的な戸建ての塗装期間は2週間程度
一般的な戸建て住宅の外壁塗装は、約2週間で完了することが多いです。
内訳としては、足場の設置から高圧洗浄、下地処理、塗装、そして足場の解体まで、各工程に1〜2日程度かかります。
日程 | 工程 |
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1日目 | 足場の設置 |
2日目 | 高圧洗浄 |
3日目 | 下地処理・養生 |
4〜5日目 | 下塗り |
6〜8日目 | 中塗り・乾燥 |
9〜10日目 | 上塗り・乾燥 |
11〜12日目 | 最終チェック・手直し |
13〜14日目 | 足場の解体・清掃・引き渡し |
ただし、これはあくまで目安であり、建物の大きさや形状、使用する塗料の種類によって期間は変動するケースがあります。
天候によって工期が遅れる可能性も
外壁塗装は屋外作業のため、天候に大きく左右され、雨や強風の日は作業ができません。
したがって、梅雨や台風の時期は、工期が遅れる可能性が高くなります。
また、気温が低すぎる場合や湿度が高すぎる場合も、塗料が乾きにくくなるため、作業を中断することもあります。
業者との間で、天候による工期変更の可能性については、事前に確認しておくと安心です。
外壁塗装の期間目安や塗装するタイミングについては、こちらの記事もご参照ください。
関連記事:外壁塗装の期間目安は?日数が延びる理由や塗装工程、塗装すべきタイミングも解説
塗装中の注意点|生活への影響も紹介
外壁塗装工事は、日常生活に一定の影響を及ぼします。
塗料の臭いや作業音、窓の開閉制限など、事前に把握しておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは、外壁塗装工事中に注意すべき点や、生活への影響について具体的に解説しますので、参考にしてください。
最新の工程表で日程を確認しておく
まず、工事が始まる前に、業者から最新の工程表を受け取り、必ず確認しておきましょう。
なぜなら、工程表には、各作業の日程や時間帯まで詳しく記載されているためです。
いつ、どのような作業が行われるのかを把握できるので、自身のスケジュール調整や、後述する生活上の注意点への備えができます。
洗濯物は外に干せない
外壁塗装中は、基本的に洗濯物を外に干せません。
理由は、塗料や高圧洗浄の水しぶきが洗濯物に付着する可能性があるからです。
また、塗料の臭いが洗濯物に移ってしまうこともあります。
そのため、工事期間中は、部屋干しや乾燥機の利用がおすすめです。
どうしても外に干したい場合は、業者に相談し、作業時間や風向きなどを考慮して、可能な日を確認しておくのが良いです。
自由に窓の開閉はできない
塗装中は、窓の開閉も自由にできません。
窓を開けると、塗料の臭いや粉塵が室内に入り込む可能性があるからです。
また、養生で窓が覆われているため、物理的に開けられない場合もあります。
換気が必要な場合は、業者に相談し、養生を一時的に外してもらうなどの対応を検討する必要があります。
留守にできないタイミングもある
外壁塗装中、基本的には留守にしても問題ありません。
しかし、作業開始時や終了時、塗料の乾燥確認など、立ち会いが必要なタイミングもあります。
立ち会いが必要なタイミングは、業者から事前に説明がありますので、スケジュールの調整も可能です。
ご近所トラブルに注意
外壁塗装は、騒音や臭い、車両の出入りなど、近隣に迷惑をかける可能性があります。
そのため、工事前の挨拶はもちろん、工事中も配慮が必要です。
具体的には、騒音の出る作業は日中に行う、塗料の臭いが強い日は風向きに注意する、車両の駐車場所にも配慮するなどです。
トラブルを未然に防ぐため、業者と協力し、近隣への配慮を徹底しましょう。
つくば市・土浦市で外壁塗装をご検討の方は、ぜひ神山までお問い合わせください。
丁寧に工程を説明させていただき、近隣の方へも配慮した塗装工事をご提供します。
外壁塗装業者の選び方
外壁塗装は、業者選びで仕上がりや満足度が大きく左右されると言っても過言ではありません。
しかし、数多くの業者から、どこを選べば良いのか迷う方も多いはずです。
ここでは、優良な外壁塗装業者を選ぶための3つのポイントを解説しますので、業者選びの参考にしてください。
詳細な見積書を出してくれる業者を選ぶ
結論として、詳細な見積書を提示してくれる業者選びがおすすめです。
具体的には、「塗料の種類」「使用量」「各工程の費用」などが細かく記載されているか確認します。
不明点があれば、納得できるまで説明を求めることが重要です。
一方、「一式見積もり」には要注意です。
たとえば「外壁塗装一式 ○○万円」とだけ書かれている場合、具体的な内容が不明瞭で、追加費用が発生するケースもあります。
内訳がしっかり記載された業者を選ぶことで、トラブルを防げます。
施工実績の写真と口コミで信頼性を確認する
業者のホームページやパンフレットで、施工実績の写真を確認することが大切です。
多くの施工実績がある業者は、技術力や経験が豊富だと判断できます。
また、実際に施工を依頼した人の口コミも参考になります。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも確認し、総合的に判断することが重要です。
ただし、口コミはあくまで参考材料の一つと考え、過信しすぎないよう注意してください。
アフターフォローや保証内容で業者の質を見極める
外壁塗装は、工事が完了してもそれで終わりではありません。
塗装後に不具合が発生する可能性があるため、アフターフォローや保証内容を事前に確認することが重要です。
保証期間や内容は業者によって異なり、期間が長く保証が充実しているほど、安心して任せられる業者といえます。
契約前に保証書の内容をしっかり確認し、後々のトラブルを防ぐことが大切です。
神山は、つくば市・土浦市で豊富な実績を持つ塗装業者です。
経験豊富な専門スタッフが丁寧な現地調査とくわしいお見積りをご提供いたします。
まとめ
この記事では、外壁塗装の工程、期間、注意点、業者選びについて解説しました。
外壁塗装は、建物の耐久性と美観を維持するために欠かせない工事です。
工程や期間を理解し、信頼できる業者を選ぶことで、より満足のいく仕上がりを実現できます。
塗装中の生活への影響や注意点も事前に把握し、スムーズに工事を進められるよう準備を進めておくのが重要です。
この記事で紹介したステップを参考に、外壁塗装の検討材料にしていただけると幸いです。
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