2025年2月25日
外壁塗装は高額な工事のため、施工後に不具合が発生すると大きな負担になります。
そのため、保証があれば安心できると考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、外壁塗装の保証には種類があり、すべてのトラブルが対象になるわけではありません。
適用条件や保証範囲を理解しておかないと、いざというときに対応してもらえない可能性もあります。
本記事では、つくば市・土浦市で豊富な塗装実績を持つ『神山』が、外壁塗装の保証の種類や期間、適用条件、業者選びのポイントを解説します。
この記事のポイント |
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Contents
外壁塗装の保証は主に3種類
外壁塗装の保証には、「製品保証」「施工保証」「メーカー保証」の3種類があります。
保証の範囲や対象はそれぞれ異なり、内容を正しく理解していないと「保証があると思っていたのに適用されなかった」というトラブルにつながることもあります。
契約前に保証の種類ごとの違いを把握し、適用条件をしっかり確認することが重要です。
製品保証
製品保証は、外壁塗料や材料に対する保証で、主に以下のケースが対象となります。
- 初期不具合:塗料や材料に欠陥があった場合、メーカーが修理や交換を行う。
- 正常使用時の不具合:正しく使用していたにもかかわらず問題が発生した場合、保証の対象となることがある。
保証内容はメーカーごとに異なるため、契約前に確認が必要です。
施工保証
施工保証は、塗装業者が工事の品質を保証するものです。
塗装後すぐに剥がれたり、ひび割れが発生した場合に適用されることが多く、保証期間は業者によって異なりますが、一般的には3年〜10年程度です。
ただし、施工保証は業者が独自に提供するため、内容に違いがあります。
中には条件が厳しく、実際にはほとんど適用されないケースもあるため注意が必要です。
施工保証を活用するには、保証書が発行されるかを確認し、適用条件や対象範囲を契約前にしっかりチェックすることが大切です。
メーカー保証
メーカー保証は、塗料メーカーが提供する保証で、特定の条件を満たした場合に適用されます。
一般的には、メーカー指定の塗料を使用し、認定施工業者が施工した場合に保証が付くことが多く、保証期間は5年〜10年程度が目安です。
ただし、塗料の種類によって異なります。
メーカー保証は適用条件が厳しく、施工ミスや外部環境による劣化はほとんど保証対象外です。
基本的には、塗料そのものに欠陥があった場合に限られます。
神山では、長年の経験を活かし、ご自宅の外壁の状態や素材に応じて最適な塗装プランをご提案いたします。
保証内容や適用条件が気になる方は、まずは無料診断からお気軽にご相談ください。
外壁塗装の保証期間は3年〜10年が一般的
外壁塗装の保証期間は、業者や塗料の種類によって異なりますが、一般的には3年〜10年程度が目安です。
長期間の保証があると安心に感じますが、実際の適用範囲や条件には注意が必要です。
本章では、塗料ごとの耐用年数の違いと、長期保証の落とし穴について詳しく解説します。
塗料による耐用年数の違い
外壁塗装の耐用年数は、使用する塗料の種類によって異なります。
以下は、代表的な塗料の耐用年数の目安です。
塗料の種類 | 耐用年数 |
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アクリル系塗料 | 4〜7年 |
ウレタン系塗料 | 8〜10年 |
シリコン系塗料 | 10〜15年 |
フッ素系塗料 | 13〜15年以上 |
無機塗料 | 20〜25年(一部製品は25〜28年) |
耐用年数が長い塗料ほどメンテナンスの頻度は減りますが、その分、初期費用は高くなる傾向があります。
また、耐用年数と保証期間は異なるため、契約時にしっかり確認することが重要です。
外壁塗装の耐用年数については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:外壁塗装の耐用年数の目安とは?塗料別の寿命やメンテナンスすべき劣化ポイントも紹介
20年や30年の長期保証には注意
外壁塗装の寿命は一般的に約10年とされており、極端に長い保証を掲げる業者には注意が必要です。
どんなに高品質な塗料を使用しても、経年劣化を完全に防ぐことはできません。
とくに、20年や30年の保証をうたう業者の中には、契約を取るために実現不可能な保証を設定しているケースもあります。
免責事項が多く、実際には保証がほとんど適用されないこともあるため、事前に確認が必要です。
長期保証を検討する際は、業者が保証を維持できる根拠を確認してみてください。
外壁塗装の保証が適用されるケース
外壁塗装には保証が付くことがありますが、すべてのトラブルが対象になるわけではありません。
主に、施工不良や塗料の不具合による問題が発生した場合に適用されます。
ここでは、保証が適用されやすい代表的なケースを紹介します。
塗装が剥がれた・ひび割れが発生した場合
塗装後、短期間で剥がれやひび割れが発生した場合は、保証の対象となる可能性があります。
とくに、下地処理が不十分だったり、不適切な塗料が使用されていたりすると、早期の劣化につながることがあります。
ただし、構造的な問題によるひび割れなどは、保証対象外となるケースもあるため注意が必要です。
チョーキング(粉吹き現象)が起こった場合
外壁を手でこすった際に白い粉が付着する現象を「チョーキング」といいます。
これは塗料の劣化によるもので、施工不良が原因の場合は保証の対象となることがあります。
通常、チョーキングは長年の紫外線や雨風の影響で発生する場合が多いです。
しかし、塗料の品質が低かったり、適切な施工が行われていなかったりすると、数年以内に発生することもあります。
明らかに施工ミスと判断できる不具合
施工ミスが原因で外壁に不具合が生じた場合も、保証が適用される可能性があります。
たとえば、塗料が均一に塗られていなかったり、乾燥時間を守らずに施工されたりすると、塗膜の浮きやムラが発生することがあります。
ただし、保証期間が過ぎている場合や、施工後の管理が不十分だった場合は、保証の対象外となることもあるので注意です。
保証を確実に受けるためには、契約時に保証範囲を確認し、施工後も定期的に点検を行うことも重要です。
外壁塗装の工程については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
関連記事:外壁塗装の工程を完全解説!工事の流れや期間の目安・注意点も紹介
保証期間内でも適用されないケース
外壁塗装の保証期間内でも、すべてのトラブルが補償されるわけではありません。
保証の適用には条件があり、場合によっては修理費用を自己負担する必要があります。
ここでは、保証が適用されない代表的なケースを紹介します。
自然災害や火災による劣化は保証対象外
台風や地震、大雨などの自然災害による劣化は、多くの業者で保証対象外となります。
これは、外壁の損傷が施工の問題ではなく、不可抗力によるものと判断されるためです。
また、火災や落雷による被害も、基本的に保証の対象外となります。
こうした損害に備えるには、火災保険や地震保険を活用するのが有効です。
管理不足や人為的な破損は保証の対象にならない
外壁の定期的なメンテナンスを怠った場合や、人為的な損傷が原因で不具合が発生した場合、保証が適用されないことがあります。
たとえば、長期間放置したことで発生したカビやコケ、外壁に重いものをぶつけた、ペットが引っかいたといった損傷も自己責任とみなされ、保証の範囲外となります。
外壁の状態を良好に保つには、定期的な清掃や点検を行い、適切に管理することが重要です。
施工業者が倒産すると保証が無効になることも
保証期間内であっても、施工業者が倒産すると保証の請求先がなくなり、実質的に無効となるケースがあります。
とくに、中小の塗装業者は経営状況が不透明な場合もあるため注意が必要です。
こうしたリスクを避けるには、創業年数が長く、実績のある業者を選ぶことが重要です。
また、第三者機関の瑕疵保険に加入している業者であれば、倒産後も一定の保証を受けられる可能性があります。
神山では、創業から50年以上の信頼と実績を活かし、ご自宅の外壁の状態や素材に応じて最適な塗装プランをご提案いたします。
外壁の劣化が気になる方は、まずは無料診断からお気軽にご相談ください。
外壁塗装の業者選びで後悔しないための5つのポイント
外壁塗装は決して安い工事ではないため、施工後に「失敗した」と後悔しないよう、慎重に業者を選ぶことが重要です。
信頼できる業者を選べば、塗装が長持ちし、適正な保証も受けられます。
ここでは、業者選びでチェックすべき5つのポイントを紹介します。
アフターフォローが充実しているか確認
塗装後のアフターフォローが充実している業者を選ぶことは非常に重要です。
保証期間内に不具合が発生しても、対応が遅れれば追加費用がかかる可能性があります。
優良業者は、定期点検や無料補修などのアフターサービスを提供しています。
そのため、契約前にはどのようなアフターフォローが受けられるのか確認しておくのがおすすめです。
塗装業者の営業年数と実績をチェック
業者の営業年数や施工実績を確認すると、信頼性を判断しやすくなります。
とくに、創業10年以上の業者は経営が安定している可能性が高く、倒産のリスクも低いため安心です。
また、過去の施工事例や口コミをチェックし、仕上がりの品質や顧客対応の評価を確認しておくと安心できます。
口コミサイトやSNSの評判も参考になりますが、複数の情報源を照らし合わせることが重要です。
外壁塗装の保証期間が適正か見極める
保証期間が長いほど安心に思えますが、20年や30年といった極端に長い保証をうたう業者には注意が必要です。
外壁塗装の耐用年数は一般的に10年程度のため、それ以上の保証が実際に適用されるケースは少なく、免責事項が多いこともあります。
適正な保証期間は、塗料や施工方法によって異なります。
契約前に保証内容を細かく確認し、適用範囲や条件について業者と話し合うのが安心です。
契約書に保証内容が明記されているか確認
口頭で説明された保証が契約書に明記されているか、必ず確認してください。
書面に残っていないと、後になって「その保証はない」と言われるリスクがあります。
とくに、保証対象となる不具合の範囲、保証期間、免責事項は細かくチェックすることが重要です。
不明点があれば契約前に業者へ確認し、納得できるまで説明を求めるのが良いです。
相見積もりを取って適正価格か判断する
外壁塗装の費用は業者によって異なり、同じ工事内容でも価格差が大きいことがあります。
1社だけで決めず、複数の業者から見積もりを取り、価格や内容を比較するのもポイントです。
相場より極端に安い見積もりは、手抜き工事のリスクがあるため注意が必要です。
見積もりのチェックポイントは業者選びについては、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
関連記事:外壁塗装見積もりのチェックポイント|信頼できる業者選びのコツも
神山では、下地の劣化具合や塗料の種類によって違いますが3年~10年の施工保証を行っています。
保証内容やアフターフォローについて気になる方は、まずは無料診断からお気軽にご相談ください。
まとめ
外壁塗装の業者選びでは、保証内容やアフターフォロー、施工実績をしっかり確認することが重要です。
契約書の内容や相見積もりを十分に比較しないと、後々トラブルにつながる可能性があります。
今回紹介した5つのポイントを参考に、信頼できる業者を選び、後悔のない外壁塗装を選択してください。
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