2025年5月20日
外壁塗装は10年前後がメンテナンス時期と言われていますが、「まだするな」「10年は早い」といった意見を見かけることも多いです。
実際に、10年以内で外壁塗装をする家もあれば、20年近く塗装していない家もあるため、どのタイミングが適切なのか分かりにくいですよね。
そこでこの記事では、つくば市・土浦市で豊富な塗装実績を持つ『神山』が外壁塗装をすぐにしない方が良い家の特徴、塗装が必要な家の特徴やセルフチェック方法について詳しく解説します。
外壁塗装の適切なタイミングを知るために必要な知識をまとめましたので、ぜひご自宅のメンテナンス計画にお役立てください。
この記事のポイント |
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Contents
「10年で外壁塗装は早い」は本当か
外壁塗装のタイミングについて調べると、「10年はまだ早い」という意見を見かけることが多いです。
10年で外壁塗装をするのが早いかどうかは、前回使用している塗料や劣化状況によって異なるため、嘘とも本当とも断定はできません。
例えば、新築時のサイディングはコストを抑えるためにグレードが低い塗料を使っているケースがあり、10年以内に塗装が必要になることもあります。
逆に、前回の塗装で耐用年数が長い塗料を使っている場合、10年だとまだ早い可能性も考えられます。
外壁塗装の適切なタイミングを知るためには、基礎知識を把握したうえで、ご自宅の状態を見極められるようになることが大切です。
次の章から、外壁塗装がまだ必要ない家、すぐにした方が良い家それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
「外壁塗装はまだするな」と言われる家の特徴とは
次のような家は、10年で外壁塗装をするのは早い可能性があります。
前回グレードが高い塗料を使っている
前回の外壁塗装でグレードが高く耐用年数が長い塗料を使っている場合は、10年での再施工はまだ早い可能性があります。
例えば、近年採用例が増えているラジカル塗料は、12~15年の耐用年数が期待できます。
また、フッ素系塗料や無機塗料なども、15~25年前後の耐用年数が期待できるグレードの高い塗料です。
塗料自体の耐用年数が長くても、外壁などのひび割れが起きている場合は塗装が必要ですが、トラブルがなければまだ問題ないケースもあります。
こちらのコラムで外壁塗装に使う塗料のグレードや耐用年数について詳しく解説しています。
関連記事:外壁塗装の塗料の種類|グレードごとの耐用年数や価格の違いと選び方を解説
住み替えや引っ越しの予定がある
ライフスタイルの変化などの理由で住み替えや引っ越しの予定がある場合も、外壁塗装はいったん待った方が良いです。
自宅を売却する場合、外壁塗装をしても売却金額には反映されない可能性が高いため、せっかくお金をかけても無駄になってしまいます。
建物を良い状態にキープすれば買い手を見つけやすくなるのはメリットですが、すぐに売却する可能性があるなら時期も踏まえて塗装をするか検討するのがおすすめです。
建て替えや外壁の張り替えを検討している
築年数が経っていて建て替えや外壁の張り替えを検討している場合も、塗装をすると無駄になってしまう可能性があります。
例えば、塗装をして10年以内に建て替えや外壁の張り替えをする場合はもったいないですよね。
ただし、現在の外壁の状態によっては、塗装をしないと雨漏りなどが発生する可能性も考えられます。
建て替えや外壁の張り替えのタイミングに合わせて、グレードの低い塗料を選んで費用を抑えるなど、先の予定も見据えた塗装計画を立てましょう。
外壁塗装が必要な家の特徴&セルフチェック方法
次のような特徴やサインが出ている家は、外壁塗装のタイミングを迎えている可能性があります。
ご自身でできるセルフチェック方法とセットで覚えておきましょう。
チョーキングが発生している
外壁の塗料が劣化して粉状になる「チョーキング」は、塗装が必要なサインの代表例です。
塗料は紫外線や雨風を受けると徐々に劣化が進み、粉状に分解されて防水性能が低下してしまいます。
外壁が元の色より色あせてきたり、手で触って粉が付いたりした場合は、チョーキングが発生しています。
新築や前回の塗装から10年以内でも、チョーキングが発生している場合は点検やメンテナンスを検討しましょう。
外壁がひび割れている
外壁の表面にひび割れが発生している家も、塗装のタイミングを迎えている可能性が高いです。
外壁にひび割れが発生する原因はさまざまですが、すき間から雨水が侵入して劣化が進んだり、家の内部まで浸水して雨漏りに発展したりするリスクがあります。
ヘアークラックと呼ばれる髪の毛ほどの幅のひび割れはすぐに雨漏りするリスクは少ないですが、塗膜が劣化しているため塗装の目安となります。
カビやコケが生えている
外壁の表面にカビやコケが生えている家も、外壁塗装を検討すべきです。
塗膜が劣化すると汚れやカビの胞子などが付着しやすくなり、表面が汚れる原因になります。
高圧洗浄などでキレイにする方法もありますが、すぐにカビやコケが再発してしまう可能性が高いです。
10年前後でカビやコケが目立つ場合は、塗膜の劣化が進んでいる可能性があるため、なるべく早めに塗装を検討しましょう。
外壁塗装が必要ない家もある
ここまで見てきたように、一般的な住宅は適切なタイミングで外壁塗装をする必要がありますが、外壁材によっては必要ないこともあります。
※外壁塗装が必要ない外壁材の例
- コンクリート
- 樹脂サイディング
- タイル
- レンガ
上記のような外壁材は、塗装をしなくても防水性や耐久性を維持できるようにつくられています。
ただし、色あせや苔で悪くなった見た目を一新したり、住まいのイメージを変えたりしたい場合は、外壁塗装をすることも可能です。
技術力のある施工業者なら幅広い外壁材に対応でき、希望のイメージにリフォームできる可能性が高いです。
神山はこれまで多くの外壁塗装で培ったノウハウを活かし、幅広い外壁材の施工に対応しています。
外壁塗装が必要かどうかの判断も含めてご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
外壁塗装をしないとどうなるのか
サイディングやモルタルなど、本来塗装が必要な外壁材をメンテナンスしないと、さまざまなリスクが発生します。
外壁塗装を10年しなかった場合、20年しなかった場合に分けて、どんなリスクがあるのかチェックしてみましょう。
外壁塗装を10年しなかった場合のリスク
新築後や前回のメンテナンスから10年間外壁塗装をしなかった場合、次のようなリスクが発生します。
- 色あせやカビ・苔で美観を損ねる
- 下地の状態が悪化して仕上がりが悪くなる
- 塗装の費用が増加する
10年は外壁塗装の一般的なメンテナンスサイクルなため、多少過ぎたぐらいなら重大なトラブルは発生しないことが多いです。
ただし、色あせやカビ・苔などは時間が経つほど進行するため、次回の塗装の仕上がりに悪影響を及ぼすことがあります。
また、下地が悪化すると必要な材料や作業が増えるため、塗装の費用が増加するのも注意すべきポイントです。
外壁塗装を先延ばしにすることで、かえって費用が多くかかってしまうこともありますので、適切なタイミングで点検や見積もりを依頼しましょう。
関連記事:外壁塗装は何年ごとが正解?塗装するべき劣化症状や塗装を放置するリスクも解説
外壁塗装を20年しなかった場合のリスク
20年間外壁塗装をしなかった場合、次のようなリスクが発生します。
- 外壁の寿命が短くなる
- 雨漏りリスクが増加する
- 外壁の補修で追加費用がかかる
一般的なサイクルより長い20年間外壁塗装をしないと、塗膜が劣化して外壁材自体の寿命が短くなってしまう可能性があります。
例えば、窯業系サイディングは塗膜が劣化すると、水分が染みこんだり紫外線でボロボロになったりすることが多いです。
トタンやガルバリウム鋼板などの金属系サイディングも、20年経って塗膜が劣化すると表面が錆びて寿命が短くなります。
また、塗膜や外壁が劣化するとすき間から雨が侵入しやすくなり、雨漏りで建物に重大なダメージを負うこともあります。
雨漏りが外壁の下地や柱などの構造物に達すると、塗装以外に大規模な補修が必要になり追加費用が高額になることが多いです。
外壁だけでなく、大切な住まいの寿命を縮める原因にもなりますので、適切なタイミングで塗装を検討しましょう。
関連記事:外壁塗装を20年してない家はどうなる?劣化や雨漏りなど状況別の対処法と費用相場
神山は建物の状態に合わせて、適切な補修方法や塗装プランをご提案いたします。
有資格者が現地調査の上で正確なお見積もりを作成しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
外壁塗装のタイミングは10年前後が目安と言われていますが、実際は建物の状態やメンテナンス履歴によって変わります。
「10年経っていないから外壁塗装はまだしなくてもいい」と点検やメンテナンスをおこたると、見えない部分で劣化が進み、トラブルや塗装費用の増加の原因になります。
今回ご紹介したセルフチェックでご自宅を点検し、汚れや劣化などが見つかったらプロの診断を受けるのがおすすめです。
茨城県つくば市周辺の外壁塗装のことなら、神山にご相談ください。
一級塗装技能士をはじめとした有資格者がお客様のご自宅を点検し、無料でお見積もりまで作成いたします。
外壁の状態やご予算に合わせて複数のプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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